スキレットのお手入れとサビ取り方法

 

スキレットの使い方。錆びさせてしまったらどうする？

 

アウトドアだけでなく、日常の調理道具としても注目を浴びている「スキレット」

 

買ったはいいものの、案外使い方や手入れが難しい、なんて思っている方は必見！

 

実際に使ってみて失敗してしまった例から、解決方法と失敗しない使用方法をご紹介します。

 

流行りのニトリスキレット

スキレットには様々なメーカーの物があります。

 

「どれを買ったらいいだろう」

 

「ちょっと試してみたいから、そんな高くなくていいんだよな」

 

そんな「スキレット初心者」の方には、ニトリのスキレットがオススメ。

 

大きさは15cmと19cmがあり、それぞれ462円（税別）740円（税別)と、初心者にも手を出しやすいお値段。

 

また、別売でスキレットのサイズにピッタリな蓋もあるので、合わせて購入することもできます。

 

これで夢のお洒落なスキレット料理が作れる！と思い早速使用してみたところ…。

 

低価格で購入しやすい分、何も考えずにスキレットを使用すると、痛いめをみるんです。

 

使用前の手入れと、使用後の手入れをしなかった結果

 

スキレットを購入した際、しっかりと「スキレットお手入れ方法」を確認して使用する方がほとんどかと思います。

 

しかし私のような、はやる気持ちを抑えられない人間は「とにかく使ってみよう！」と見切り発車で使用する方もまれにいるかもしれません。

 

そしてその結果。

 

スキレットが赤サビだらけに…。

 

まず、時を戻して、何が悪かったか順を追って確認しましょう。

 

１、使用前の手入れ（シーズニング）をしなかった

２、使用後、普通の洗い物と一緒にスポンジに洗剤をつけて洗った

３、さらに食洗機に入れた

４、洗い終わったあとそのまましばらく放置した

 

鋳鉄製の鍋やフライパンを使いこなす方にとって、発狂レベルの使い方をしてしまいました。

 

もうこの失敗を繰り返さないために、使用前のお手入れから勉強し直しです。

 

使用前のお手入れ方法〜シーズニング〜

 

購入したらシーズニングをしましょう。

 

シーズニングとはスキレットのような鉄製調理器具の油ならしの工程です。

 

必要な道具は以下になります。

 

・たわし

・スポンジ

・洗剤

・ふきん

・食用油

・キッチンペーパー

 

では順番に工程をみていきましょう！

 

１買ったばかりのスキレットには、出荷時のサビ防止ワックス等が塗られているので、それを洗剤で落とします。たわしで軽く擦って、スポンジで洗い流します。

 

２ふきんでよく水分を拭き取ります。

 

３スキレットに食用油を薄く塗ります。キッチンペーパーで油を全体的に塗り込みます。

 

４スキレットを弱火で５分ほど加熱すれば、シーズニング完了です。

 

この方法は、最初の洗剤をつけるところ以外は、使用後のお手入れと同じ工程になります。

 

洗剤を使うのは最初だけ、と覚えておきましょう！

 

また使用後は、新聞紙で包んで保管しておくのがベストです。

 

スキレットが錆びてしまったら

 

使用後のお手入れが不十分で、スキレットを使おうと思ったらサビてしまっていた時。

 

普通にゴシゴシ擦っても取れないガンコなサビの場合は、以下の方法を試してみてください。

 

１、サビの部分が黒く焦げるまで火に当てる

２、スキレットが冷めたら、焦げた部分をたわしなどで擦り落とす

 

３、重曹をふりかけて、全体を磨く。

４重曹を洗い流し、油を塗り込んでスキレットを火にかければ完了

 

スキレットを火にかける際は、持ち手が高温になるので十分に注意してください。

 

このサビ取りをすれば、気になるサビのニオイも取れて、安心して調理ができます。

 

ちなみに、スキレットをキッチンペーパーなどで拭く際、拭いても拭いても黒くなるのが気になる方もいるのではないでしょうか？

 

これは黒サビと言われていて、酸化した鉄分で体に害はないそうです。

 

ひじきに鉄分が豊富といわれていたのは、昔は鉄釜で作っていて、その鉄釜の鉄分がひじきにたっぷり含まれているから…ということも最近ではいわれています。

 

スキレットは育てて使うもの！

お洒落な料理に憧れてスキレットを買ってみたものの、こんなに面倒くさい道具だったのか！

 

と最初は感じたのですが、丁寧にお手入れをしていくと、自然と道具に愛着が湧いてきます。

 

使えば使い込むほど、油がなじんで、料理も美味しくなるような気がするのです。

 

せっかく買ったのに結局使わなくなった、というのはもったいない！

 

スキレットを使い込んで、いろいろなお料理を楽しみましょう。